この記事では、最近増えている業務未経験からの WEB エンジニアへの転職を目指している方向けに、
私のエンジニアとしての経験から考える
- 業務未経験から転職するのに必要なスキル
- 必要なスキルを身に着けるためにどのように学習したら良いか
の 2 点に絞って書きたいと思います。
Contents
未経験から WEB エンジニアへの転職に必要なスキルレベル
未経験からのエンジニアの採用基準として、仮に私が採用担当であれば採用基準は以下のような人です。
- 開発メンバーとしてキャッチアップできそうか
- 他のメンバーの足を引っ張って、チームの生産性を下げないか
- コンピュータやプログラミングに関する基礎知識はどのくらいあるか
- 社会人として問題ないか(言葉遣い、勤怠、コミュニケーションなど)
上に書いたように未経験の場合は、そこまで特定のプログラミング言語などのスキルは重要視しません。
それよりも
- 一緒に働いてチームに良い影響を与えてくれるか(悪い影響を与えないか)
- 働いてくれたときの伸びしろがどのくらいありそうか
の方を重視します。
プログラミング言語の知識や特定のフレームワークの知識と言ったハードスキルよりも、
仕事への取り組み方や前向きさ、困難な課題に対処する時の姿勢などのソフトスキルが重要になります。
以下では、未経験からエンジニア転職に必要な最低限のハードスキルとソフトスキルについて記載します。
ソフトスキル
ソフトスキルは、プログラミングの知識といったハードスキルよりも重要です。
具体的には、以下のような内容です。
- 仕事への前向きな姿勢
- 困難な課題に直面した時に諦めない、解決策を探そうとする姿勢
- 未知の物や分からないものに対して、恐怖ではなく好奇心を抱けること
- 失敗を恐れないこと
- 人のアドバイスをよく聞き、マニュアルなどの説明をしっかり読む姿勢があること
- 課題の解決に必要な情報を自分で調べ、必要な情報の取捨選択をできること
- 学び続け、自身を高めていこうという学習意欲が高いこと
プログラミング言語などのハードスキルは、時代の流れや流行り廃りによって移り変わりますが、
上記のソフトスキルはエンジニアにとって普遍的なスキルになります。
ハードスキル
ハードスキルについては、採用後に実際の開発現場で使っている技術にキャッチアップしていくだけの知識があれば大丈夫です。
- コンピューター、インターネットに関する基本知識
- ソフトウェア開発に関する基礎知識
- 何か 1 つのプログラミング言語の文法を理解し、基本的な処理を書けること
必要なスキルを身に着けるためにどのように学習したら良いか
未経験からエンジニアに就職するために必要なスキルを身に着けるための学習方法とロードマップを紹介します。
ソフトスキルの学習方法
ソフトスキルの学習方法にはこれといった方法はありません。
しかし、プログラミング言語を勉強する中で先ほど紹介したソフトスキルを意識することで、
プログラミングスクールのカリキュラムやプログラミング教材の内容をただ進めるよりも学習効果は高くなります。
また、以下の書籍にはエンジニアの考え方やキャリアについて書かれた本なので、ソフトスキルについて参考になります。
ハードスキルの学習方法
こちらのWEB エンジニアのためのロードマップに書かれている内容に添いつつ、
以下の基本的な内容を理解していれば未経験からのエンジニア転職には十分かと思います。
こちらの各内容については、今後このブログの記事で紹介していきたいと思います。
インターネットについての基礎知識
WEB フロントエンドの基礎知識
OS(オペレーティングシステム)とコンピュータについての一般的な知識
- ターミナルの使い方
- 基本的なターミナルのコマンド
- OS はどのような働きをしているか
- プロセスマネジメント
- スレッドと並列処理
- メモリーマネジメント
- プロセス間通信
- I/O マネジメント
- POSIX
- ネットワークの基礎
プログラミング言語
以下の言語のうち一つを習得する
- JavaScript
- Python
- Ruby
- Java
- C#
- PHP
ひとまず上記の内容を理解していれば、未経験からエンジニアに転職する際の知識レベルは十分です。
基礎知識を身につけておけば実際にエンジニアとして採用された後も現場の技術レベルにキャッチアップするのも難しくないはずです。
ロードマップにはこれ以降も続きがあるので、転職後も継続的に学習してスキルアップを目指していきましょう。
また、基本情報技術者試験の勉強もコンピュータやシステムに関する基礎知識を身に着けるためにおすすめです。
まとめ
この記事では、私が考える
- 未経験からエンジニアに転職するために必要なスキル
- 必要なスキルを身に着けるための学習のロードマップ
の 2 点を紹介しました。
プログラミングスクールやプログラミング学習の教材を選んだり、
学習の計画を立てる際の参考になれば幸いです。
MENTAというサービスで、私の方でもメンターをしていますので、もしご興味がありましたらご相談ください。