今の上司が仕事の細かい部分の指摘ばかりされる。スケジュールなどの報告を頻繁に求めてくる上司で辛い。
こういった上司の下で働いていて辛い思いはされてませんか?
このように上司が部下に対して過干渉することを「マイクロマネジメント」と言います。
私自身もこの「マイクロマネジメント」をする上司に当たり、2社目の会社を退職する大きな理由にもなりました。
私の経験も含めて、マイクロマネジメントをする上司の特徴と、そういった上司に当たってしまった場合の対処方をお話します。
マイクロマネジメントの特徴
部下の仕事に対して過度に干渉してしまったり、監督しようとするのがマイクロマネジメントの特徴です。
具体的には以下のようなことを上司が部下に対して行う傾向があります。
- 些細なミスを追求される
- 頻繁に業務報告、仕事の進捗の報告を求められる。
- 上記の些細なミスに対して、改善案を出すように命じそれを実行するように求める
- 提案した改善案に対しても、上司の気に入らない内容であれば改善案の見直しも求めてくる
- 一連のミスに対する指摘や上司への報告等により仕事のスケジュールが遅れることや成果が出なくなることに対しても文句を言う
マイクロマネジメントをする上司に当たった時の辛さ
このようなマネジメントをされてしまうと部下は以下のような状態になってしまいます。
- 些細なミスを指摘されることを恐れてしまうので、仕事の大枠を考えて仕事をするのが難しくなる。
- 仕事の結果や改善案に対して、些細なミスを指摘されたり、全てを否定されるような気持ちになり、仕事に対する自身が持てなくなる。
- 仕事の成果も出せなくなるので、さらに上司から否定されるようになりドツボにはまっていく。
このような状態になり、仕事で成果をあげたり、自分自身を成長させると言うことが非常に難しい状態になってしまいます。
マイクロマネジメントをする上司の特徴
部下を台無しにしてしまうマイクロマネジメントですが、マイクロマネジメントをするような上司には以下のような特徴があります。
- プレイヤーとしては優秀で本人は仕事ができる
- マネージャー経験は浅い(またはなりたて)
- 部下を信頼していない。部下に仕事を任せられない
- 自分の仕事の仕方が正しいと思っている
- 上司(マネージャー)という立場を強く意識している
- 組織へのコミットメント(成果を出そうという意識)が高い
上記のような特徴を持っていることが多いので、基本的には仕事ができ、組織に貢献しようという意識が高いのですが、
マネージメントの経験が浅く、結果として部下の仕事の全てを把握してコントロールしようとします。
この根底には組織に貢献しようという高い意識とマネジメント経験が浅いという不安の2つから来ます。
マイクロマネジメントをする上司に当たった時の対処方法
このようなマイクロマネジメントをするような上司の部下になってしまった場合の対処方は以下の2つしかありません。
- 上司又は自分が異動するまでひたすら耐える。
- 比較的大きめの企業でないと難しい場合が多いです。斜めの関係の人(他部署の上司)や人事などに相談するのもあり。
- 転職を検討する
- 小さい企業で上司や自分の異動が見込めない場合は、残念ながら退職を検討するしかないというのが実情だと思います。
上司と部下という関係上、上司を変えてマイクロマネジメントをやめさせるのは難しいです。
理由としては、
- 基本的に上司は仕事ができる場合が多いので、自分のいってることは正しいと思っている。
- 些細なミスの指摘内容自体は主張としては正論であることが多く、些細なミスを指摘すること自体を間違いとして上司に指摘するのは難しい。
といったことが挙げられます。
私がマイクロマネジメントを受けた結果
私が新卒で入った会社をやめて、Webサービス系企業にデータサイエンティストとして転職した時の私の上司もマイクロマネジメントをする上司でした。
私自身もマイクロマネジメントを受けた結果
- 仕事の正しいやり方が分からなくなる
- 自分のやり方や仕事の結果に自信を持てなくなる
といった状態になってしまいました。
チームのもう一人のメンバーも退職してしまいましたし、私自身も仕事の状況がよくならないと思いましたので、退職しました。
結果としてマイクロマネジメントをした上司は、チームとして結果を出すどころか部下を退職させてしまうという結果になってしまいました。
このようにマイクロマネジメントは部下を台無しにしてしまいますし、チームとしても最悪の場合、部下の退職が相次ぎ崩壊してしまいます。
マイクロマネジメントをしているという自覚がある人はご自身のマネジメントの方法を見直してみてください。
また、マイクロマネジメントをする上司に当たってしまった方は、速やかにその上司から逃げ出せるように行動しましょう。
マイクロマネジメントをする上司の下で働いていてもい自信を失って、自分の人生が台無しになってしまいます。
以上です。
部下は上司を選べないので、自分にとってためにならない上司だと感じたら思い切って環境を変えれるように行動しましょう。
こちらで、キャリア相談を受け付けているので、キャリアや今後についてお悩みの方はぜひご相談ください。